「ボディガード」
2019年9月30日13:30開演 @東急シアターオーブ
スタッフ・キャスト
【脚本】アレクサンダー・ディネラリス
【演出】テア・シャロック
【出演者】
レイチェル・マロン:アレクサンドラ・バーク
フランク・ファーマー:ブノワ・マレシャル
ニッキー・マロン:ミシャ・リチャードソン
サイ・スペクター:ゲイリー・ターナー
ビル・デヴァニー:ピーター・ランディ
トニー・シベリル:クレイグ・ペリー
ストーカー役:フィル・アトキンソン
レイ・コート:サイモン・コットン
フレッチャー:カレブ・ウィリアムズ
感想(ネタバレあり)
平日のマチネでしたが、観客は年配の男性が結構いらっしゃいました。
映画の影響かしら?
さて、数年前英国のオーディション番組「The X Factor」をYouTubeで見て、アレクサンドラ・バークを知りました。
ボディーガード来日公演でキャスティングを見てビックリ。まさかミュージカルに出演していたとは…。
アレクサンドラ・バークの生歌を日本公演のミュージカルで聴けるなんて、もう一生ないんじゃないか?
そんなアレクサンドラ・バーグの歌は上手いとかそういうレベルではなく、言葉では表現できないくらいの歌唱力でした。
ちなみにレイチェルの姉ニッキー役のミシャ・リチャードソンさんもかなりの歌唱力。
アレクサンドラのハスキーボイスに対してミシャはツヤのある綺麗な歌声で、対照的な声質の2人のデュエットも素晴らしかったです。
レイチェルのライブシーンが多いので、アレクサンドラ・バークのコンサートに来たような感覚。
男性陣の歌は全くなかったのが残念です。(フランクのヘタクソなカラオケはありましたが…笑)
ストーリー性を重視するのであれば、フランクの心情を表すナンバーも欲しいところ。レイチェルへの愛と仕事との葛藤に苦しんでいるフランクに感情移入できたかもしれない。
人物の心情とナンバーが完全にマッチするような場面は少ないので、ニッキーの死やフランクとの別れ、どれもあっさりしてしまって涙は出なかったなぁ。
ただ、ストーカー役に限っては歌どころかセリフも一切ないところが気味悪さが増長されてGoodでした。
ダンサーさんたちの見事な肉体美も必見です。
それにしても、1幕も2幕もいきなり大きな銃声や音楽で始まるのは心臓に悪いのでやめてほしい…。