
概要
| タイトル | ミス・サイゴン |
|---|---|
| 原題 | Miss Saigon |
| 原作 | Giacomo Puccini(ジャコモ・プッチーニ)作 オペラ「Madama Butterfly(蝶々夫人)」 |
| 脚本 | Claude-Michel Schönberg(クロード=ミシェル・シェーンベルク) Alain Boublil(アラン・ブーブリル) |
| 作詞 | Alain Boublil(アラン・ブーブリル) Richard Maltby Jr.(リチャード・モルトビー・ジュニア) |
| 作曲 | Claude-Michel Schönberg(クロード=ミシェル・シェーンベルク) |
| 初演年 | 1989年(ウエスト・エンド) |
| 日本初演年 | 1992年 |
誕生秘話
脚本を書いたクロード=ミシェル・シェーンベルク氏は、4歳の時に母に連れられて初めてオペラを見に行きました。それは、「ミス・サイゴン」のもとになった「蝶々夫人」という作品でした。このオペラ作品が好きだったシェーンベルク氏は、現代版の「蝶々夫人」を作りたいといつも考えていました。しかし、いつ、どこの設定にしたら良いのかわからなかったのです。
それは、1985年「レ・ミゼラブル」の制作に取りかかっていたある日の午後のこと、1枚の写真に出会います。コーヒーでも飲もうかという時にピアノの上にあった雑誌に目が留まりました。
その写真は、1975年陥落寸前のサイゴンの空港で撮影された、ベトナム人の母親とアメリカ兵との間に生まれた子供の姿が写ったものでした。戦火から逃れるため父の待つアメリカへと一人旅立たされる子供。親子の別れの瞬間をとらえています。母親はそれが子供の最後の姿だと知っていました。11歳の子供も二度と母親に会えないことを恐らく察していました。
自身も父親であるシェーンベルク氏はその写真に衝撃を受け、ベトナム戦争中のサイゴンを舞台に蝶々夫人をやったらどうかと思いつきました。シェーンベルク氏の蝶々夫人への強い想いと1枚の写真との運命的な出会い―こうして、ミュージカル「ミス・サイゴン」が誕生したのです。
シェーンベルク氏のひとこと
戦争が人々の人生を破壊するんだと訴えるには、戦場や兵士の死を描くより、キムとクリスの物語で描くのが最善の方法だと思ったのです。あれから30~40年経っても我々は何の教訓も学ばず同じことを繰り返しています。人間は戦争もしますが、すばらしい芸術作品を創り出すことだってできるのです。人を説得するのにナイフはいりません。それは野蛮なことなのです。(2022年7月放送 NHK「クラシックTV」より)
主なミュージカルナンバー(曲目)
♪印…オルゴールバージョン(外部リンク/YouTube)
| 原題 | 邦題 | |
|---|---|---|
| Overture | 序曲 | |
| The Heat Is On In Saigon | 火がついたサイゴン | |
| The Movie In My Mind | 我が心の夢 | |
| The Transaction | バータリング・フォー・キム | |
| The Dance | キムとクリスのダンス | |
| Why God Why? | 神よ何故? | |
| This Money’s Yours | この金は君のもの | |
| Sun And Moon | サン・アンド・ムーン | |
| Asking For Leave | ユニコーン | |
| The Telephone Song | 電話 | |
| The Deal | 取引 | |
| The Wedding Ceremony (Dju Vui Vai) | ウェディング | |
| Thuy’s Arrival / Thuy’s Intervention | トゥイの侵入 | |
| ♪ | The Last Night Of The World | 世界が終わる夜のように |
| The Morning Of The Dragon | サイゴン陥落 | |
| I Still Believe | 今も信じてるわ | |
| Back in Town / Coo-Coo Princess | クークープリンセス | |
| Thuy’s Death / You Will Not Touch Him / This Is The Hour | トゥイの死 | |
| If You Want To Die In Bed | 生き延びたけりゃ | |
| Kim & Engineer / Let Me See His Western Nose | キムとエンジニア | |
| I’d Give My Life For You | 命をあげよう | |
| Entr’Acte | オープニング | |
| Bui-Doi | ブイ・ドイ | |
| The Revelation | 新しい事実(ポスト・ブイ・ドイ) | |
| What a Waste | バンコク | |
| Please / Too Much For One Heart | プリーズ | |
| Chris is Here | クリスはここに | |
| Kim’s Nightmare / The Fall Of Saigon | キムの悪夢 | |
| Sun and Moon” (Reprise) | サン・アンド・ムーン(リプライズ) | |
| Room 317 | キムとエレン | |
| Now That I’ve Seen Her | 今、彼女に会った | |
| Maybe | ||
| The Confrontation | エレンとクリス | |
| Paper Dragons | ペーパー・ドラゴン | |
| The American Dream | アメリカン・ドリーム | |
| Little God Of My Heart | 私の小さな神 | |
| Finale |
音源化
オリジナルロンドンキャスト版
オリジナルロンドンキャスト
スタジオレコーディング
発売:1990年
言語:英語
収録:29曲、107分
インターナショナルキャスト版
インターナショナルキャスト
ライブレコーディング
発売:1995年
言語:英語
収録:32曲、129分
ロンドン公演オリジナルキャスト
ロンドン公演キャスト
ライブレコーディング
発売:2014年
言語:英語
収録:33曲、140分
ロンドン公演オリジナルキャスト(ハイライト)
ロンドン公演キャスト
ライブレコーディング(ハイライト)
発売:2014年
言語:英語
収録:17曲、77分
日本公演キャスト
日本公演キャスト
ライブレコーディング
発売:1993年
言語:日本語
収録:129分
キャスト:市村正親(エンジニア)、本田美奈子(キム)、岸田智史(クリス)、園岡新太郎(ジョン)、鈴木ほのか(エレン)、園山晴子(ジジ)、山形ユキオ(トゥイ)
映像化
25周年記念公演 in ロンドン
発売:2018年
出演 : ジョン・ジョン・ブリオネス、エバ・ノブルザダ、アリスター・ブラマー、タムシン・キャロル、ヒュー・メイナード
楽譜
出版社:ハル・レナード社
発売:2017年
言語:英語
